病気だけでなく、その人の人生を診る
地域に根ざした総合内科医として
院長 髙島 照弘
東京慈恵会医科大学医学部 卒業。
済生会中央病院外科、王子生協病院内科、埼玉石心会病院 消化器肝臓内科部長、行田総合病院 消化器内科部長を経て、2020年に『いんざいさくらクリニック』を開院(北総線「印西牧の原駅」より徒歩1分)。
出身地:香川県
出身大学:東京慈恵会医科大学
趣味:野球観戦
モットー:「誠実な心と少しのユーモア」
弟の病気と向き合った原体験が、
医師としての原点に
私が医師という仕事を意識するようになったのは、小学生の頃の家族の経験がきっかけでした。当時、私の弟が肝臓の悪性腫瘍を患い、入院と手術を繰り返していたことがあったのです。病院にお見舞いに通いながら、病気と闘う弟の姿、そして懸命に治療にあたる医師や看護師の姿を、幼いながらに間近で見てきました。幸いにも病気が治っていく過程を目の当たりにし、「医療には人を救う力がある」と強く感じたことを、今でもよく覚えています。
高校までは香川県で過ごし、大学進学を機に上京して東京慈恵会医科大学に入学しました。当初は外科への憧れもありましたが、研修を通じて、患者さんと長く関わり続けられる内科医の仕事が自分に合っていると感じ、消化器内科の道を選びました。研修医から王子生協病院に17年間勤務し、数多くの患者さんの診療に携わってきました。その後、消化器内科のチームとして総合病院に勤務し、前身となる『いんざいクリニック』で院長として勤務したのち、2020年の9月に『いんざいさくらクリニック』を開院しました。
病気の背景にある
「生活」まで含めて診ていく
外来に来院される患者さんは、地域柄もあって、ご高齢の方が中心ですが、年齢に関わらず、皆さんそれぞれにさまざまな悩みを抱えておられます。症状として現れている病気だけでなく、ご家族のこと、生活の変化、将来への不安など、話を聞いていく中で見えてくる背景は一人ひとり異なります。かかりつけ医である私の役割は、そうした背景を含めて患者さんを“知っている存在”でいることだと思っています。担当医が自分の状況をわかってくれている、生活全体を把握してくれているという安心感は、患者さんが安心して日々を過ごしていく上でもとても大切です。何かあったとき、「ここなら相談できる」と思ってもらえることが大切なことであり、またそうした存在となれるよう努力を続けています。
すべての病気がすぐに治るわけではありません。だからこそ、最初に相談する窓口として、「何でも話していいんですよ」という姿勢を持ち続けることを大切です。病気の話に限らず、気になることがあれば遠慮なく話していただきたい。その積み重ねが、信頼関係につながり、結果的により良い医療につながると考えています。
通院が難しくなっても、
医療が途切れることがないように
当院では、外来診療、訪問診療に加えて透析医療を行っています。透析は長期にわたる治療であり、患者さんの生活そのものと深く結びついています。その治療を途中で断つことなく、責任を持って診続けることが大切と考えています。
透析患者さんは、高齢化や基礎疾患の影響で、さまざまな合併症を抱えることがあります。また、通院が難しくなり、施設へ入所される方もいらっしゃいます。そうした状況の中で、一人ひとりの患者さんの生活に寄り添いながら診療を続けています。
当院の特徴は、透析、外来、訪問診療を一体で行っている点です。透析に通うのが難しくなった場合でも、訪問診療に切り替え、最後まで関わり続けることができます。訪問看護と連携し、24時間体制で対応できる環境も整えています。外来でも訪問でも、何かあればすみやかに専門医療機関へ紹介し、必要な医療につないでいく。その役割を地域のかかりつけ医として果たしていきたいと考えています。
消化器内科医としての経験を、
日常診療と予防医療に生かしていきたい
私の専門は消化器内科です。病院勤務時代には、内視鏡検査やエコー検査など、多くの検査や治療に携わってきました。このうち内視鏡検査については、現在のクリニックでは行っていませんが、必要に応じて専門医療機関に依頼し、その結果を踏まえて、こちらで丁寧に説明し、治療方針を一緒に考える体制を取っています。
消化器の疾患の中には、機能性胃腸症や過敏性腸症候群のように、ストレスや心理的背景と深く関わるものが多くあります。こうした病気は、症状だけを見ていても本質が見えないことがあります。時間をかけてお話を聞き、背景を理解しながら診療することで、適切な治療へとつなげてまいります。
今後は、高齢者に多いフレイルへの早期介入にも力を入れていきたいと考えています。体力が落ち、転倒や骨折をきっかけに生活が大きく変わってしまう前に、リハビリや運動習慣につなげる。その第一歩を、医療の立場から支えていけたらと思っています。
これから受診される患者さんへ
私は、患者さんを全人的に、総合的に診ることを常に意識しています。病気だけを見るのではなく、その人の生活や思いも含めて向き合う医療を目指しています。
「こんなことを相談していいのだろうか」と思うようなことでも、どうぞお気軽にお話しください。ここに来れば、まず話を聞いてもらえる、受け止めてもらえる。そんなクリニックでありたいと考えています。
地域の皆さんに知っていただき、頼っていただける存在になることが、私の願いです。何かあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
